まちょの天体写真

東京在住 超スローペース更新

2020年12月

PixinsightでWBPPがつかえなくなり、再インストールに苦労した記録


Pixinsight 1.8.8.7のWBPP v.1.5.3(weighted batch pre processing)がつかえなくなっちゃって、再インストールに苦労したという話です。

OSはWindows10です。

立ち上がらなくなったのはWBPP v.1.5.3(weighted batch pre processing)です。
最初は使えていたのですが、WBPPの設定を保存しようと

Save frame groups on exit


GlobalOptions

にチェックをいれて終了すると、、、、、


次からエラーで立ち上がらなくなりました。

エラーメッセージには
weightedbatchpreprocessing-engine.jsで、なんかエラーとのこと。(あいまいですみません)

なんか設定ファイルがおかしくなったのでしょうか。

そこからやったこと。
1 Pixinsight 1.8.8.7アンインストール
  → Pixinsight 1.8.8.7再インストール
  → ×

2 Pixinsight 1.8.8.7アンインストール
  → Pixinsight 1.8.8.6インストール
  → ×

3 Pixinsight 1.8.8.7アンインストール
  → 手動でUser\ユーザーネーム\AppData\Local\Pixinsightフォルダ削除 
  → Pixinsight 1.8.8.7再インストール 
  → ×

4 Pixinsight 1.8.8.7アンインストール
  → 手動でUser\ユーザーネーム\AppData\Local\Pixinsightフォルダ削除 
  → 手動でUser\ユーザーネーム\AppData\Roaming\Pleiadesフォルダ削除
  → Pixinsight 1.8.8.7再インストール → 〇

4でうまくいきました。
1~3ではなかったけれど、4では再インストール時に、アクディベーションコードの入力を求められました。
素人なりの予想では、AppData\Roaming\Pleiadesフォルダ内の、Pixinsight.iniというファイルに、何かの設定が書き込まれており、そのせいなのでは!?
4の方法では、それを消去したので、以前の設定からなにから、完全に消すことに成功したのでは!?

今後Pixinsightがおかしくなっちゃった時のリカバー策の一つになるかもとおもい、記します。

なお、
Save frame groups on exit
にチェックをいれて、設定が保存できるのかはまだ試しておりません。

とりあえず、ギリギリ年内にリカバー出来てよかったです。

______________________
2021年1月1日 追記
あけましておめでとうございます。
Save frame groups on exit
しましたところ、やはりWBPPが立ち上がらなくなりました。

アンインストールしないで、
5 手動でUser\ユーザーネーム\AppData\Roaming\Pleiadesフォルダ削除
  → アプリを起動、アクティベーションを求められるので入力
  → WBPP復活

となりました。


2020年12月M42オリオン大星雲

オリオン大星雲を撮影してきた。

今回の処理はPixinsight でほぼ仕上げた。
L画像はしっかり撮ったつもりだ。また、今回の処理は自然さを失わないように気を付けた。
特に恒星の色だ。RGB合成の前に一枚一枚DBEでムラとりしたり、丁寧に行ったつもり。

20201225_M42_ヘルシー美里

撮影対象  :M42 オリオン大星雲(オリオン座)
撮影日時  :2020/12/15
撮影地   :山梨県早川町
光学系   :CCA-250(1250mm)
架台/ガイド:EM-400/ SX-Lodestar X2 オフアキ
カメラ   :QHY16200A
露光データ :R:10分*4(40分) G:10分*4(40分) B:10分*4(40分)L:10分*22(220分)合計 340分
       短時間露出画像 R:6秒*7(42秒)  G:6秒*9(54秒) B:6秒*5(30秒) 合計 126秒
画像処理  :PixInsight(Dark, Flat, CosmeticCollection, Registration, Integration, DynamicCrop, DBE,Deconvolution, Photoetric Color Calibration, Multiscale Linear Transform, Arcsinh Stretch, SCNR, TGVdenoise,Channel Combination, LRGBCombination)、
              Photoshop2021(レベル調整、トーンカーブ、短時間露出と合成)

困ったのはM42の中心トラペジウムのところの飽和復元だ。
FlatAideProの飽和復元をやろうとしたが、うまくいかず失敗。
ステライメージで加算、もしくは加算平均でコンポジットしたらできたけれど、当然せっかくの長時間の画像の色合いが淡くなってしまう。直すにはPhotoshopでトーンカーブなどをいじる必要がある。でも、そうするとカラーバランスが崩れると思ってやめた。
結局、Photoshop上でレイヤーマスクを使い、トラペジウム周辺だけ不透明度を調整しつつ重ね合わせた。

前よりもPixinsight を使えるようになってきたぞ。


ギャラリー
  • 2022年に撮ったもの
  • 2022年に撮ったもの
  • 2022年に撮ったもの
  • 2022年に撮ったもの
  • 2022年に撮ったもの
  • 2022年に撮ったもの
  • 北アメリカ星雲 ペリカン星雲
  • LDN1235シャーク星雲
  • ε-180 光軸調整②