まちょの天体写真

東京在住 超スローペース更新

2019年12月

AP-GOTO赤道儀 フォーク化


K-ASTECのAP-goto赤道儀をもっていて、カメラレンズで星景によくつかっている。M-genとの相性も良く、ヒーター含めて全部モバイルバッテリーから動かせるお気に入りセットだ。
これをもっとお気軽に!という考えで、フォーク持ちにしてみた。
 そのメリットはもちろん子午線越えだ!


購入したのはジンバルヘッドという商品だ。





これをつかってドイツ式赤道儀をフォーク化する。
この商品、アルカスイス溝で全部規格が統一されているのがいい。
SWAT用のフォークユニットも考えたけれど、Kyoei東京で在庫切れ。これが逆にいい出会いにつながった。


これとSUNWAYFOTOのスライドプレート DMP-100Rを噛ませ、



AP赤道儀にこうなって、
IMG_0972


カメラを付けて
東を撮るとき
IMG_0970
子午線くらい
IMG_0969
西を撮るとき
IMG_0971

子午線越えは、こんな感じ。
結構剛性もいいのではないかと思う。あまり重たい鏡筒はつけるつもりはないし。
6Dの背面液晶が割れているのは見逃してください。

実際の運用ではこれにM-genつけるので、
IMG_0967
IMG_0968

こんな感じだ。
我ながらカッコいい!!これで、子午線前後の空の一番いいところを機材を気にせず安心して撮影だ。
傍らのCCA-250に集中する!

実はこのセットで、ドイツ式赤道儀の赤緯方向の回転も使えば、レボルビング装置の機能も備えていることに気が付いた。新星景写真もやろうと思えばできる。ナイス!

今の目標はCCA-250でブロードバンド撮影だ。年末の新月間近。
なんか南岸低気圧とか、この時期らしくない天気予報報道ばかり。とにかく晴れてくれ。



MaximDL 撮像画角の微調整

MaximDLの自動位置合わせ機能にくわえて、画角の微調整のやりかた。
これで、ファインダー要らずだ。
ファインダーがなくていいと、ファインダー調整もいらないし、地面に這いつくばってファインダーを見ることも不要!
そして、なにより鏡筒の左右が完全に対称になって、バランス面でもいいのがうれしい。

まず、MaximDLのPinPointAstrometrで望遠鏡の位置を読み込む。

PinPointAstrometry2


MaximDLのマニュアルにはカタログはGSC-1.1が推奨とあるが、
カタログはUSNO-A2.0とうい奴でも大丈夫。というか、これしか選べないんですけど、、、。
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追記 
http://gsc.dc3.com/
からインストーラーをダウンロードし、GSC-1.1カタログを手に入れる。
そして
①PathでC>GSC11フォルダを指定すると、
②Processが押せるようになる。
③結果はここに出る!
GSC11
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つづいてObservatoryのTelescopeだ。
ドイツ式赤道儀の時のUse Scope Pire Flipは大事。
子午線越えしたときに自動で、動きも反転して動かしてくれる。
PinPointAstrometry1
PinPointAstrometryで座標を取得しておけば、Calibrateを押して、

Centeringcalibration

Use Pinpoint が押せるので、これで同期だ。

あと、SetUp Auto Exposureボタンの中の設定もしておこう。
ExposureOptions

私の場合はLフィルター10秒 1binningで撮影する。

そして、以下のボタンをおしてから、撮影画像の中心に持ってきたいところをクリックすると、
見事真ん中にくる。
ObservingTelescope

上のボタンをおしてから、撮影画像の中心に持ってきたいところをクリックすると、
見事真ん中にくる。
うまくいくと気持ちがいい!
写真を連続で撮りながら、ちょこちょこコントローラーを操作することはもう無いのだ!

ちなみに、星雲の位置などを確認するにはHa 4binning 60秒くらいでやると手軽だ。


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パックマン星雲

CCA-250での2つ目の作品
カシオペヤ座のパックマン星雲だ。

PACKMAN_Nebulae_sd_sd_sd_cm5


撮影対象  :NGC281 パックマン星雲(カシオペヤ座)
撮影日時  :2019/12/8
撮影地   :東京都港区
光学系   :CCA-250(1250mm)
架台/ガイド:EM-400/ SX-Lodestar X2 GT-40
カメラ   :QHY16200A
露光データ :SII:10分*8(80分) Ha:10分*7(70分) OIII:10分*7(70分)
         合計 220分
       VOID画像 SII:10分*1(10分) Ha:10分*1(10分) OIII:10分*1(10分)
画像処理  :PixInsight(Dark, Flat, CosmeticCollection, Registration, Integration, DynamicCrop)、FlatAidePro(デジタル現像、カブリ補正)Photoshop2000(レベル調整、トーンカーブ)


VOIDも使った。周囲はトリミングしてある。

PhotoShop画面の色と、Windowsのブラウザやフォトの色合いが違う。
対策は「なべわかし」さんのページを参考にひとまず。
https://nabewakashi.com/different-color-from-photoshop
とりあえずこれで書きだしたけど、最善なんだろうか。

そして、iPhone、macbookだとまた色が違う!!!うぬぅ。



CCA-250ファーストライト

機材ものやらソフトものやら、できた画像をめっきり載せていない。
とりあえず何か載せようとCCA-250のファーストライトだ。
HartNebulae_CCA250_cm_cut

撮影対象  :IC1805 ハート星雲中心部(カシオペヤ座)
撮影日時  :2019/12/3
撮影地   :東京都港区
光学系   :CCA-250
架台/ガイド:EM-400/ SX-Lodestar X2 GT-40
カメラ   :QHY16200A
露光データ :SII:10分*12(120分) Ha:10分*12(120分) OIII:10分*11(110分)
         合計 350分
画像処理  :PixInsight(Dark, Flat, CosmeticCollection, Registration, Integration, DynamicCrop)、StellaImage8(レベル調整、トーンカーブ、デジタル現像)、FlatAidePro(カラーシフト)


 とりあえず最低限の処理だけだ。いつも都内のナローバンドでは、FlatAideProのバッチキャリブレーションを使って、VOID画像での色ムラをとっているが、この画像ではそれはしていない。VOIDは撮ったけど、星雲が画面いっぱいで、色ムラが気にならない!
 PixInsightの画像処理は慣れていないので、下処理だけPixInsightで行って、デジタル現像はステライメージでやってみた。あとはカラーシフトだけFlatAideProで行った。
 ちょっとネムい感じだけど、デジ現では星を肥大させないように意識して、とりあえず激しい強調はせずにやってみたつもりだ。ベテランさんにはツッコミどころ満載だろうが、私なりに素材を生かした優しい仕上げ。
 マルチバンドシャープや、ハイパス処理などでまだウネウネしそうだ。
CCA-250使ってみて良いところ
・焦点距離がながく、メジャー星雲を画面いっぱいに写せる。
・CCA-250のカメラ回転装置が使いやすい!(FSQ106だと締める時にちょっと動いちゃってた)
・星が小さい!(と思う)
 やはりポテンシャルを感じさせるCCA-250。
 いいぞ!!
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CCA-250のFocus Infinityピント合わせ

前々からなんかうまくいっているのか、いかないのかのβ‐sgrやら、FocusInfinityやらのピントあわせ。

Marshallさんからのアドバイスで、最終的な追い込みを0.2mm幅、0.0250刻みでやってみた。
視野の中央付近の星だ。撮影はQHY16200AのLフィルターで露出10秒

CCA-bsgr

お、お、割といいVカーブなんじゃないかな?

オートフォーカスにすると、なんだかうまくいってんだか、いってないんだか。
色が黄色の星が平均近似誤差が小さいほしのようだ。
つまり、灰色の星はVカーブからの実測値のばらつきがおおきいもの
autofocus
下側はうまくいきがちだが、上は誤差が大きいってこと?
左下側が数字が大きく、右上が小さいのかなぁ。
これもスケアリングなのかな。そろそろいじらねばならないかも。

そしてFocus解析
これに関しては判定どうなんでしょう。
左下にとびぬけて数値がデカい星が。。。。これは偶然と除外していいのかな。
FocusAnalysis



ネットの情報によると、QHYはフィルターホイールの出来が悪く、光に垂直になっていないこともあり、フィルターごとに傾いてしまう可能性もあるとのこと。こんなの調整できないなぁ。フラットの中心がばらばらになることもあるから、そういう要因もあり得るとおもう。


ギャラリー
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